介護職に相応しい服装とは

介護職のユニフォームは、勤務場所やサービス内容、職種によって服装も異なります。制服が用意されているところもありますが、制服がない場合はポロシャツ、ジャージなどのスポーツウエアを着ることが多いようです。介護職のユニフォームは、利用者の介助だけでなくレクリエーションなど体を動かす機会が多く、アクティブな動きが求められる現場に適した服装が求められます。

ポロシャツやジャージ以外にも、動きやすく清潔感があり、介護職のユニフォームに向いている服装があります。それは、スクラブです。スクラブとは、形状が主にVネックの半袖タイプでボタンやチャックがない一枚もののシャツのことです。一枚もので簡単に脱ぎ着でき、汚れても洗濯機で洗えるので衛生的です。デザインやカラー、素材も豊富です。スクラブなら素材が薄く、汗をかいてもさらりと快適なドライ感で肌さわりもいいです。素材もバリエーションに富んでいて、綿やニット、ストレッチ素材などがあります。

機能的にも衛生面でも優れているスクラブは、現在では医療のみならず介護の現場でも多く使用されています。スクラブならカラーバリエーションも豊富なので、色が人に与える心理的効果を考えて選べます。たとえば、お年寄りが好む色は、ピンク、黄緑、オレンジ、水色、明るめのエメラルドグリーンなど。なかでも、ピンクには“優しい”、“安らぎ”といった心理的イメージを人に与えるので、介護の現場にぴったりです。

これまでは、介護職のユニフォームの定番といえばポロシャツにジャージでしたが、動きやすく、清潔感があり、カラーバリエーションも豊富なスクラブを取り入れてみるのもよいのではないでしょうか。